<完全にやられました。>

完全にやられました。

ノックダウンです。 

今朝、『汝、星のごとく』 凪良ゆう(作)講談社を読了し、

ひたひたと感慨に耽っております。

 

今、まさに、身体の細胞ひとつひとつが、感動で震えてる状態。

 

遠く離れていてもずっと相手を想い続ける絆の深さに

やられました。

 

はじまりの一文

「月に一度、わたしの夫は恋人に会いにいく」

 

(わたしの夫は、恋人に会いにいく?何?それ?どういうこと?)

すかさず反応する私。

 

 

出だしの文章から、ハッとさせられ、心を持っていかれました。

 

その先を目で追うと、

「明日まであの人はわたしの夫じゃない。」 

 

(冷静なんだ、この主人公、淡々としてる。。。) 

なぜこうも淡々と言えるのか、不思議です。

 

娘が友達とスマホで会話する声が横から聞こえてくる場面

 

友だち 『あんたんち、ほんと、すごいね。奥さん公認の浮気って異常だよ』

娘 「わたしは なれてるけど」

友だち 『それがおかしいって言ってるの』

 

その会話を冷静に聞きながら、気になる郵便物を手に浜辺へ向かう主人公 暁海。

 

この謎の場面から始まる物語は、一気にわたしの心を鷲掴みにし、

するすると深い海に入りこむように、異世界へと潜りこませます。

 

次が知りたい、もっと知りたい!とページを走らせ

 

めくるたびに

 

愛とは?

 

家族とは?

 

絆とは?

 

と問われている気がし、ぱたんと本を閉じ、

自分の記憶をたぐりよせながら、考えます。

 

思索に疲れ 再び、本の世界に潜り込むと、

暁海(あきみ)と櫂(かい)のやさしさゆえの弱さが切なすぎて、

何度も何度も号泣しました。

 

どんな物語かは、紹介いたしません。

(紹介が陳腐なものになってしまいそうなので。)

 

素晴らしい本です、どうぞ、自らお読みになってください。

 

きっと、様々のことを、語りかけてくれることでしょう。

 

 

震災に思う

北陸地方で起きた地震により被災された方々、お見舞い申し上げます。

またこの地震によりお亡くなりなった方のご遺族へ お悔やみ申し上げます。

 

1月17日 本日は阪神大震災が起きた日ですね。

 

本日の新聞によると、

兵庫県内各地で昨日から追悼の準備が進み、灯篭やろうそくに灯がともされたとのこと。

また、能登半島地震を受け、参加者は「同じ被災地の神戸から寄り添う気持ちを伝えたい」と祈りを捧げたとありました。

 

まだまだ余震が続く能登地方、物質的にも精神的にも大変厳しい状況で過ごされている方が大勢みえると思います。

(被災者の方が、少しでも穏やかな生活に、はやく戻ることができますように。) 

祈りを捧げます。

私に限らず、日本中の皆さんが、同じ想いでいるのではないでしょうか。

 

 

ところで、画家のはせくらみゆきさんが、「今、生きている私たちは、父母はもとより、祖父母、ご先祖様に祈られてきた存在として生きている」と言われました。

 

確かにそう、私たちは、誕生してからお宮参り、健やかな成長を願う七五三参り、成人式などの行事を通して、ずっと祈られてきた存在です。

 

そう思うと、なんだか胸のあたりがあったかくなるのと同時に、誇らしく思えます。

 

私たちひとりひとりが祈られて生きていること、有難いです。

 

そのような存在である私たちが、子どもや親族に限らず、被災されている方や他者へ気持ちを向け、祈ることで、世界は明るい方へ向かっていくのではないか、

そう思います。

 

遠い空からではありますが、祈りを捧げます。

<明けましておめでとうございます>

この投稿記事をご覧の方へ 

 

新年あけましておめでとうございます。

 

今年一年が皆様にとって、充実した年でありますように、祈念いたします。

 

元旦、良いお天気になりました。気持ち良く過ごしています。

 

さて、本日は一粒万倍日、天赦日、天恩日とトリプルにおめでたい日。

西洋占星術では、太陽山羊座、月乙女座、木星牡牛座 グランドトライン。&土星魚座

一年の計画をたてるのに、非常に良い日だとのこと。

 

また合わせて、今年一年を充実させるため、自分が何に価値を置いているか?どんなことを大切に思っているかを質問形式で確認するワーク(クライテリアワーク)を行うと良いそうです。

これは、蠍座の星読みカウンセラーAYUKAママ YOUTUBE発信の情報です。(下記のリンク)

https://youtu.be/W3S2PMmlM3I?si=m4Lnc1X6PIZEfkCc

 

さっそく、クライテリアワークを行ってみました。

 

自分が一番大切に思っているもの 「健康」ですね。

 

去年の秋、風邪をこじらせ、声が出なくなりました。

 

おまけに、忘れもしない11月13日(蠍座新月)に、自分の意識を大きく変容させる出来事が起きまして。

 

これによって、今、生かされていること、息ができること、歩けること、目が見えることなど

普通だったら、当たり前と思ってしまうことに、感謝できるようになりました。

 

あのときの感覚を忘れずいたいです。

 

だからでしょうか、一番大切なものとして、今年 上がってきたのが、「健康」でした。

 

そして、「健康」は肉体面だけでなく、精神面の「健康」も大事ですよね。

 

こちらは、毎月催行の振り返り読書会で、気持ちをリセットし、精神の健康をはかりたいと思います。

 

お蔭様で、今年も毎月、振り返り読書会を催行させていただけるので、有難いです。

 

時間のある時に、振り返り読書会の様子などをこちらに投稿したいと思います。

 

よかったら、御覧になってください。 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

<蟹座 満月に想いを馳せて 食を通して癒す >

こんにちは、本日は穏やかなお天気でしたね。

 

昨夜も穏やかな日で、満月でした。

おそらく綺麗な満月が顔を出したのではないでしょうか。

 

さて、この満月。西洋占星術で申し上げると、蟹座の満月。

 

蟹座は、母なるもの、家族、自分のルーツ、マイホーム、主婦の使うキッチンなど

生活のベースとなるものを表します。

 

そこで、昨日は蟹座のエネルギーに思いを馳せながら、冷蔵庫の掃除、庫内にある食品の整理と処分など行いました。冷蔵庫の中が片付いて、すっきりしました。

(気持ちもスッキリ!)

 

また、昨日は、

日本のマザーテレサと言われる佐藤初女さんの本 

「初女さんのおむすび」 木戸出版

を読み返しました。

 

佐藤初女さんは、ご存知のかたが多いと思いますが、自宅を開放し、生きづらさを抱え、悩んでいる人たちをあたたかい食事でもてなし、話を聴く活動をされてみえました。

 

訪れた方は、初女さんのおむすびをいただき、癒され、元気になって帰られたそうです。

 

掲出した本は、そのエピソードを綴ったもの。

摂食障害で物が食べれない女の子が、初女さんのおむすびをぺろりと食べてしまう話や会社を辞めたことを家族に言えず、苦悩していた男性が来訪するエピソードが紹介されてます。

 

昨日、久しぶりに読み返しました。 (この本は、何回読んでも ぐっと来ますね.。)

 

「人は受け入れられたと感じたとき、大きな癒しになります。

受け入れるとは、答えを用意しないことです。」

 

初女さんの言葉が、胸に刺さります。

 

食を通して、人々を癒し、元気にしてきた初女さん。

食べ物に宿る不思議なエネルギーを、初女さんの本で再確認した日でした。

 

<聖夜に魅かれて 部活×音楽×神様 ストーリー>

こんにちは、やまだふじもです。

 

クリスマスシーズンに、入りました~。

本日はクリスマスにちなんだ本の紹介をさせていただきます。

『聖夜』 佐藤多佳子(作) 文藝春秋

 

ちょっとネタバレになる紹介なので、それが嫌な方は読むのをご遠慮くださいね。

 

(あらすじ)
主人公は高校生男子 鳴海一哉。

キリスト教牧師の父、元ピアニストの母を持ち、生まれた時から神への信仰と

教会音楽が、日常の食べ物のように身近にある環境に育ちます。

母親に可愛がられ、幼少期からピアノやオルガンの手ほどき受け、母子べったりの蜜月期間を過ごしていました。

ところが、主人公が小学校高学年に、異変が起きます。

それは、母との衝撃的別離。

これにより、主人公は、神への不信、母への怒り、悲しみ、と同時に

激しい思慕を募らせながら、日々を送ることになります。

母との辛い別離は、その後の人間関係に、蔭を落とします。

学校のクラスメイトとは、だれと仲良くなるでもなく、かなり距離をおいて、つき合うスタンス。

しかしながら、母の愛した音楽は捨てきれず、高校は、オルガン部という特殊なクラブに所属。

この特殊なクラブは、主人公が通うキリスト教私立学校で、礼拝行事に弾くオルガンの奏楽者育成をはかるため、創設されたもの。

物心つかないころから、教会音楽に慣れ親しみ、ピアノやオルガンを触っていた主人公にはまさしにうってつけのクラブなのですが。

教会音楽は、母を思い出す重い十字架として存在していました。

 

清く正しく誠実に生きてきた父と自分をあっさり捨てた母。

母に対する想いは複雑で、悲しみ、許しがたい怒りを持ちつつ激しく面影を追いかけます。

 

女性不信のかたまりで、クラスメイトや部勝仲間とも距離をおいていたのですが、

音楽を通し、次第に、人のあたたかさや繋がりを感じられるようになっていきます。

ラストは、仲間と讃美歌を唱和するシーン。

主人公の明るい未来を予感させる いい感じの着地で、あたたかい気持ちになれました。

やっぱ!面白い!読書会~

<やっぱ!面白い!~読書会>

 

こんばんは~、10月に入り、秋を通り越して、いきなり初冬の寒さが襲ってきました~。

皆さんのお住まいの地域は如何でしょうか?

 

さて、今月8日に、若い人たちの参加で、読書会を催行させていただきました~。

ふだんあまり読まない科学系の本でしたが、面白かったです~。以下の本

 

素数ゼミの謎』 吉村仁(著) 文藝春秋

アメリカに生息する周期ゼミ(13年もしくは17年に一度、大量発生するセミ)の謎を解明した本です。

 

13年もしくは17年に一度、めちゃくちゃ大量発生するらしいです。

どのくらい大量かというと、100平方メートルに40万匹、1平方メートルだと40匹。

 

もしこのセミの住処が家の近くにあったら、発狂するんじゃないかくらい、

大量ですね。

 

その大量発生するセミ

13年もしくは17年周期で、地上に出てきます。

めっちゃ長い期間、地中にいるのですね。

しかしながら、なぜ、13年と17年周期なのか?

14年とか15年、16年周期ではないのでしょうか?

 

そこに筆者が着目し、その謎を、数学を使って、解いていきます。

この謎には、セミが子孫を残すための叡智が隠されていて、

(へえ~、なるほど!)と感心するばかりです。

 

悠久の時間の中で、命をはぐくみ残す力と不思議さを感じた読書会でした~。